楽器モチーフシリーズ 開発の話

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~ 楽器モチーフ COLLECTION ~
ピアノブラウス
ピアノスカート
本革ピアノバッグ

バイオリンブラウス
バイオリンスカート
本革バイオリンバッグ

仕様と縫製テクニックで技巧を凝らした、大人のための楽器モチーフシリーズ。

刺繍やプリントといったありふれた仕様を使わずに、ピアノの鍵盤を“立体的に”表現する方法に挑戦。
数ある縫製上のテクニックの中から、捲った時に黒鍵があらわれるよう、ストライプ生地をプリーツ状に重ねた”鍵盤ライン”をあみ出しました。
白鍵の上に折り重なる黒鍵オシャレな”立体的な”鍵盤デザイン。

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開発時のトワルです。
”刺繍やプリント以外でピアノとヴァイオリンを「立体的に」表現する仕様をお願いします”
無理難題なお題に対し、パタンナーが閃いてくれました。

ストライプ生地を折り重ねて、めくることで鍵盤を表現。
仕様を一目見た瞬間、皆が「なにこれ、スゴイ! ステキ!!」と声を揃え、決まりました。

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開発時のトワルその2。
この仕様はちょうど良い幅のストライプ生地が無ければ鍵盤にはなりません。
また、合わせる生地との相性や白の微妙な色の違いで断念したストライプ生地も沢山ありました。

このトワルではめくる量が少なく、片側から見ると??となるのに、逆側から見ると鍵盤!に見える、不思議なトリックアートのようでした。
サンプルを制作する際にめくる量を多めにし、「ストライプをめくっている」感じを残しつつ鍵盤に見える絶妙な配分にしました。

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バイオリンの”f字孔”トワルです。
デザイン画などイラストでは簡単に描けても、実際どういう方法で服にするのか。
ハイレベルの縫製技術を必要とする絶妙なカーブと、ボタンのアクセントで”f字孔”を表現しました。

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バイオリンのf字をどの位置にいれるか。開発字には袖カフス部分でも検討していました。
ピアノブラウスも同様に、袖カフスの鍵盤トワルも作成していました。
パタンナーが嬉しそうに、「これの良いところ知ってる?両手でお互いの袖のピアノ弾けるってスゴくない?!」と楽しそうでした。
この仕様だと余計に、袖の鍵盤ラインは物を書くときなどに引っかかって邪魔になってしまうので、ボツに。。。

開発チームスタッフ一同、頭をひねり、試行錯誤した結果、
何故世の中の楽器モチーフの商品は大柄だったり、プリント生地が多いのか、改めて考えさせられました。

今回のピアノとバイオリン、どちらも仕様の関係上、配置出来る場所に制限があります。
構造でデザインが決まる、通常とは逆のパターンでの開発は大変苦心しましたが、お披露目出来て良かったです。

ディテールとしてどこを切り取るか、そしてそれを「立体の服」としてどう可能な仕様にするのか。
今回の仕様を考えたパタンナー、正確な裁断、高度なテクニックを必要とする縫製担当のバツグンの縫製技術無くしては挑戦出来ませんでした。
改めて、メンバーの力を集結させてのモノづくりの抑揚感を楽しませて頂きました。

さて、次回新作は久しぶりのワンピースです。
ニットワンピースのご要望を多く頂いておりましたので、レトロな中にちょっと和モダンテイストを組み込んだワンピースに仕上げました。
肩はしっかりパフッと、袖は細めに。蹴回しはたっぷりと。
ご要望を頂くことの多い、人気カラーボルドーとネイビーの2色展開でサンプルを作成しています。

>>レトロニットワンピース ボルドー/ネイビー